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2010年04月19日

春は毛刈りの季節です。

18まで美容院も理髪店も一緒くたにして「床屋」と呼称していました。
25まで美容院にいくときに「美容院に行く」というのが何だか気恥ずかしく、「パーマ屋に散髪に行く」と言っていました。
もうすぐ30歳になるので、いい加減「美容院にカットへ行く」という言い回しも覚えようと思います。

美容院に行く、と申すのすらためらう私ですので、毛には無頓着なほうかと思います。
無難に伸ばしといて、仕事中はしばっとけみたいな。

そして毛伸びも異常に早く、最近またもっさり具合に拍車がかかってきたので、
近所の床屋というかパーマ屋というか美容院に、今年はじめての散髪にいってきました。

行き着け(年に3回行かないのに行き着け。)のお店のドアを開けて「いつものように」と告げると、
私のもっさりを認めた担当の美容師さんが、何も言わずに痛んだ毛先をバッサバッサと刈ったり、
じゃんじゃん毛量調節をしたり、シャンプー時に頭皮マッサージをしてくれたり、
肩をごりごり揉んでくれたりして、夢心地のうちに施しが終了。
頭が軽くなって、こりゃまた半年ぐらい行かんでもいい(ことはない)わーと、満足のお会計。

レジ横にこんなんありました。
「未来に遺したい消費者が選ぶ日本の理容院・美容院百選」
(画像はよそから拝借)

そして「当店が選ばれました」のPOP。
えっそうなの!?


すごいですねえ。
日本の床屋ベスト100に、
こんな、10年前にコンビニがやっとできたみたいな、
国道に信号機もほとんどないみたいな、
絵に描いたような田舎のお店が選ばれるとは。

以前はここでなくて、我が家の2軒隣にあるお店に、生まれた直後からお世話になってたのです。
そしたら数年前のある日、ものすごく髪を切りたくなりました。
それはもう、「いま髪を切れさもなくば殺す」と何者かがテレパシーを送ってるかと思うぐらい、
猛烈に毛刈りの欲に凌駕されました。
2軒先に駆け込んだら「きょうは予約で一杯だから明日来て」と言われて納得がいかず、
ええいままよ、別の店でもと駆け込んだのがこちらのお店でした。

そんな、毛に無頓着な私が、とにかく毛を刈れと駆け込んだお店が、
こんな名店だったなんてなんだか恐縮します。
旅先で財布を落として、帰るお金もなくなって、途方にくれて、
お腹も空いて、意識も朦朧としてきて、
ほうほうの体ですみません一晩泊めて下さいとドアを叩いたのが皇居だったみたいなかんじ。

あ、皇居みたいに敷居は高くないのでフツーに散髪行って下さい。
近所の中坊も御用達です。
http://ughair.100cen.com/