パセリさんのおみやげ
えー、レンズまめさんはじめ水俣ブロガー諸氏、パセリさん、おちゃさんなど、たくさんのブログで再三お伝えしている通り、
非ッ常にディープな水俣オフ会が、先の週末に開催されました。
どのようにディープだったかは、参加した皆さんの記事でご確認いただくことにします。
水俣めぐりを楽しんでくださったパセリさん&おちゃさんコンビの軌跡も明らかになることでせう。
パセリさんが、お土産をいくつか持ってきてくれました。
そのひとつ、「小袖餅」。
熊本市よりお越しのパセリ様が持ってきてくれた、宇土市名物「小袖餅」。
ま、熊本→水俣間で宇土は通り道ですし、宇土市は熊本からもすぐ近くですし、
何よりわたくし、この小袖餅がいたくお気に入りなので、四の五の言わずただありがたく受け取るのみ!!
もらって一日たってもやわらかい白餅、上品なこしあん、わたくしのような可憐な女子に最適なひと口サイズ。
うまし!!!!
ところで、どうして「小袖餅」なんちゅう名前がついてるかというと・・・。
昔々のその昔、宇土のお城の殿様が、庶民のくらしを見学しようと、
お忍びで宇土城下へお出かけになられたそう。
小腹がすいた殿様は、町の茶屋にふらりと寄り道。
餅を注文して好きなしこ食うまではいいんですが、
「銭を払ってものを食う」という習慣が身についてなかったのか、
そのまましれっと店を出ようとしたそうです。
相手が社会科見学中の覆面殿様だと気付かない茶屋の娘は、当然呼び止めてお代を請求。
しかしさらに悪いことに、殿様はそのとき一文無しでした。
困った殿様は、自分の着物の袖をちょん切り娘に渡し、
「今日はお金持ってません。コレあげるから後でソレ持ってお城に集金に来てたも。」と去って行ったそうです。
そこで度肝を抜かれたのは娘。
見知らぬ男が置いていった端切れに染め抜かれた紋を見て、初めて男が殿様であることに気付きます。
娘は殿に対する無礼で、自分と、さらに自分のお母さんまで罰せられてしまうと恐れ、
城に駆け込み「さっきはすみませんでした。罰するのは自分だけにして下さい」と懇願したそう。
その娘の行いに殿様は「その孝行心あっぱれ!!!」と感激して、
罰するどころかお金を払ったそうです(褒美込み?)。
そうして娘とついでに餅の評判は町じゅうに広まり、
いつしか餅のほうは「小袖餅」として宇土名物になったげな。
ひー、わたくしってものしりー♪
はいそこパッケージの裏はめくらない~。