2009年08月05日
まだまだ石垣島フェア

先日もお伝えした「ロイズ石垣島」との出会い。
母がなにげに買ってきた「黒糖チョコレート」については記述済みですが、今日は、大事に大事にとっておいた「石垣の塩チョコレート」をいよいよ開封。
なんで今日開封かというと、どんなに珍しくて入手困難な食べ物だろうが、目の前に並べると、ありがたみもへったくれもなく、「あ~これおいしい~」と心ゆくまでバカ食いしようとする敵(母ともいう)が、親戚の家の、おたい夜に出かけて不在だったため。

板チョコタイプなんですね~。
3行×4列(って数えるのか?)の板チョコが、3枚入りどす。
(写真はすでに割った状態。恐れ多くてかじりつくなどとても。)
しかし見通しの甘い私は、
「塩チョコレート」って、あのチロルの「塩バニラ」みたいなやつだろ、
チョコレートに塩混ぜて固めて、食べると塩味がする。
あれチロルのくせにやたら美味いもんなー。
ぐらいの心構えで、噛み付きました。
「じゃり。」
!!!!!
チョコレートが、じゃり。とは何事!?!?!
そうです。板チョコのうらには、粗塩がぱらぱらとひっついてました。

噛むとにょりにょりしたミルクチョコのあまーいのと、
じょりじょりしたしょっぺー粗塩。
この、味も食感も相反する2つの素材が織り成す独特の味わい。
こらまた病みつきですな。
☆.・゚ ☆.・゚ ☆.・゚ ☆.・゚
ところで、上で「おたい夜」という言葉が登場していますが、
これは人が亡くなってから四十九日まで、七日ごとに夜、親族や近所の人達が、
一緒にご飯を食べたりお茶を飲んだり酒を飲んだりしゃべったり、
なんさまみんなで集まって故人をしのぶという習わしです。
このおたい夜は、一回目は初七日の前の日、最後は四十九日の前の日、
その間、毎週毎週その曜日の夜になると、親戚や近所から顔見知りがぞろぞろぞろぞろ大集合。
おばちゃんたちは手みやげにと、ちょっとしたお惣菜やお茶菓子を作って参上。
おじちゃんたちもビールやら一升瓶やら下げて集まり、それはそれはにぎやかに過ごします。
私の家も数年前に葬式を出しましたが、家族を見送って淋しいと思う間もなく、
毎週親戚が集まって盛大に飲み食いし、やいのやいのとしゃべくって帰るので、
四十九日まであっという間に過ぎ去りました。
母など、家の女性たちはせしかいに追われてキューキュー言ってましたが、
私はおいしいものが食べれて、何よりおじちゃんおばちゃんたちに励ましてもらえるので、
ありがたい風習だなあと思っていました。
この「おたい夜」みたいな習わし、どこでもあるんですかね?
職場(水俣)の人に話したら、珍しがられました。
芦北だけ?